日本知的障害者福祉協会 社会福祉士養成通信レポート
課題
「老年期の認知症の原因と症状について、原因別の症状とその違いについて、整理して述べなさい。」
ポイント
アルツハイマー病、脳血管性認知症に重点を置いて論じています。
評価:A (採点者のアドバイスを受け、加筆・修正したものを掲載しています。)
「老年期の認知症の原因と症状について、原因別の症状とその違いについて、整理して述べなさい。」
老年期の認知症の原因として、最も頻度の高いものがアルツハイマー病である。原因は不明だが、脳内で様々な変化が起こり、脳の神経細胞が急激に減少することにより、脳が病的に委縮して高度の知能低下、人格の崩壊が起こる認知症である。緩やかに発症し、徐々に悪化していくが、初期の段階では運動麻痺や感覚障害などの神経症状は起きない。また、本人は病気だという自覚がないのが特徴である。症状としては、もの忘れが目立つようになり、通常の加齢に伴うもの忘れでは、昔のことはよく覚えていることが多いが、アルツハイマー病では古い記憶...