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明星大学 通信教育
肢体不自由の指導法 PL3030 1単位
【課題】
肢体不自由である児童生徒の学習上の困難にはどのようなものがあるか述べた上で、学習時の姿勢や認知の特性等に応じた指導方法はどうあるべきか、一例を挙げて説明せよ。
肢体不自由児は、障害の状態や程度が様々であり、学習上の困難や必要な教育的ニーズが異なる。肢体不自由特別支援学校の対象となる児童生徒の肢体不自由の程度は、学校教育施行令第22条の3項に基づいており、①肢体不自由の状態が補装具の使用によっても歩行、筆記等日常生活における基本的な動作が不可能又は困難な程度のもの、②肢体不自由の状態が①に達しないもののうち、常時の医学的観察指導を必要とする者とされている。特別支援学校に在籍している児童生徒の約8割が脳性疾患を有している。本課題では、特別支援学校に通う、脳性疾患の中でも多数を占めている脳性まひを抱える子どもに焦点を当て、学習上の困難と、障害の特性に応じた指導方法について論じる。
特別支援学校に通う児童生徒は、事故による損傷や切断によって、中枢神経系障害や骨や筋肉の障害、染色体異常によって肢体不自由になる子どもたちが...