東京学芸大学の卒業論文です。
目次
序章
第一節 はじめに 2
第二節 先行研究の整理と課題 5
第三節 視点と方法 6
第一章 「ライトノベル」の定義と歴史
第一節「ライトノベル」と呼ばれるまでの歴史 9
第二節「ライトノベル」の定義 12
第二章 西尾維新 と「戯言シリーズ」
第一節 西尾維新という作家 15
第二節 「戯言シリーズの紹介」 18
第三章 「戯言シリーズ」の性格の転換
第一節 ミステリーとしての「戯言シリーズ」 25
第二節 「戯言シリーズ」に登場する異能力者と組織 26
第四章 結論
考察 西尾維新「戯言シリーズ」ミステリーからの逸脱 31
「ライトノベル」の研究 西尾維新「戯言シリーズ」ミステリーからの逸脱
目次
序章
はじめに 2
先行研究の整理と課題 5
視点と方法 6
「ライトノベル」の定義と歴史
第一節「ライトノベル」と呼ばれるまでの歴史 9
第二節「ライトノベル」の定義 12
第二章 西尾維新 と「戯言シリーズ」
西尾維新という作家 15
「戯言シリーズの紹介」 18
第三章 「戯言シリーズ」の性格の転換
第一節 ミステリーとしての「戯言シリーズ」 25
第二節 「戯言シリーズ」に登場する異能力者と組織 26
第四章 結論
考察 西尾維新「戯言シリーズ」ミステリーからの逸脱 31
序章
はじめに
筆者は本稿において西尾維新の「戯言シリーズ」を題材にして、「ライトノベル」の「ライトノベル性」という性質を浮き彫りにしながら、西尾維新のミステリーからの逸脱について論じていく。まず、「ライトノベル」のジャンルは一口にいっても、SF、ファンタジー、ミステリー等多岐に渡るし、ジャンルの融合もある、ファンタジーとミステリーの融合化などといった実験も試みられているようである。例えば、支倉凍砂(はせくらいすな)の「狼と香辛料シ...