佛教大学通信のS0610国語科概論のB判定のレポート。
設題:テキストの内容を踏まえ、国語科教育の内容と方法について論述しなさい。。
主に教科書や課題図書の内容を引用していますので、参考にしてください。
近年、レポートの不正コピーを対策する大学が増えておりますので、そのままの転用は控え、レポートの合格基準の参考にしてください。
テキストの内容を踏まえ、国語科教育の内容と方法について論述しなさい。
(1章)「音声言語」の指導のポイント
話すこと・聞くことの教育は、これまで積極的に取り組まれてはいなかった。自己紹介、学校活動での話し合い、スピーチ等の日常的な活動を重ねることの中で、指導を受けなくてもできてくるとされている。従来はこうした誤った認識が一般的であり、話すこと・聞くことの授業は不要だといった主張があった。こうした主張により、わが国の音声コミュニケーションの貧困さを招いている。教師は、音声言語の価値や意義を理解し、その良さを生かせるよう授業に取り組む姿勢が重要である。
実際に音声言語を指導する際に留意しなければいけない点が三点ある。一つ目は肉声のもつ力である。肉声には、その人の個性、人なりが込められている。声は話し手と聞き手の心を高揚させ、共鳴させ、結びつけることができ、臨場感あふれるコミュニケーションが行える。授業の場では、文字をただただ読むだけでなく、感情豊かに表現する等の声の魅力に触れる機会を設けることが大切である。二つ目は話し合う力の育成である。意見を交流し合うことで、自他の考え方の視野を広げ...