2015年度合格レポートです。
幾何教育の目標と内容の要点を記述しなさい。続いて、オリガミクスの教育的意義
とその内容について記述しなさい。
幾何教育の目標は、中学と高校で異なる。
「中学校学習指導要領」では、各学年の図形に関する目標が以下のように記されて
いる。
第1学年:平面図形や空間図形についての観察、操作や実験などの活動を通して、図
形に対する直感的な見方や考え方を深めるとともに、論理的に考察し表現する能力
を培う。
第2学年:基本的な平面図形の性質について観察、操作や実験などの活動を通して
理解を深めるとともに、図形の性質の考察における数学的な推論の必要性と意味及
びその方法を理解し、論理的に考察し表現する能力を養う。
第3学年:図形の相似、円周角と中心角の関係や三平方の定理について、観察、操
作や実験などの活動を通して理解し、それらを図形の性質の考察や計量に用いる能
力を伸ばすとともに、図形について見通しをもって論理的に考察し表現する能力を
のばす。
具体的な内容としては、平面図形と空間図形を対象に、基本的な作図方法の理解と
技能の習得、図形の移動に関する内容、空間内での平面や直線の構成、平行線に関
する...