本リポートは佛教大学通信課程の教科教育法社会(Z1303)第2設題のリポートである。
設題は、「中学校社会科の単元から任意で1単元を選び、その単元で理解させたい内容を詳細に述べなさい(1枚以上)。そして、そのような内容を理解させるために何を用いて(資料や教材)、どのように指導するのかを説明しなさい。」である。
私は、歴史的分野から1単元選びました。
ちなみに判定はBでした。
本リポートを丸々コピペすることは禁じられており、また近年はそういうことを発見するソフトも開発されておりますので、あくまで参考にしていただければ幸いかと存じます。
中学校社会科の単元から任意で1単元を選び、その単元で理解させたい内容を詳細に述べなさい(1枚以上)。そして、そのような内容を理解させるために何を用いて(資料や教材)、どのように指導するのかを説明しなさい。
Ⅰ.単元名とその指導概要
1.単元名
単元名は、「武士の世の始まり」とする。
2.単元目標
単元目標は、①武士が台頭し、武士政権が成立するまで古代から中世への転換の様子を、「武士の世界」と「朝廷の政治姿勢」を並べて、その特色を理解させること、②身近な地域における「武士および武士団」について知ることにある。
この単元では、武士が登場し、それが武士団化して武士政権を確立させるまでの流れを理解させるとともに、古代の天皇・貴族の政治と比較し、武士政権の特色を理解させていく。その際、年表や表(武士の台頭から鎌倉幕府成立までの「武士」の発展過程を簡潔に表したもの)を使い、平安末期の貴族政治から院政期、平氏政権、鎌倉幕府といった世の中の流れを大まかに掴んだ後で、具体的な学習内容を指導したい。
3.単元で認識させたい内容
743年に施行された墾田永年私財法により、律令制下におい...