佛教大学の通信教育課程で、2016年度にA判定にて合格したリポートです。
コードは、高等学校地理歴史、公民、中学校社会課程のQ0705です。
コードが違っても、設題が同じ場合はご参考にして頂けるかと存じます。
第1設題についてまとめております。
あくまでも、参考用としてご利用ください。
丸写し等は一切禁止されております。
十分にご注意願います。
第1設題:国際政治経済学の理論(リアリズム・リベラリズム・マルキシズム・コンストラクティヴィズム)について説明しなさい。
1.国際政治学の理論
国際政治学において、国際関係における「政治と経済の相互作用」の分析やそこでの諸問題の解決策を考える場合、様々なアクターに焦点を当て分析するアプローチがあるが、冷戦以前までに主な見方として3つ存在する。それは、重商主義モデルや覇権安定論などのリアリズムの見方、機能主義や新機能主義などのリベラリズムの見方、従属理論や世界システム論等のマルキシズムの見方、である。加えて、冷戦後に新たなアプローチとして、コンストラクティヴィズムが誕生している。
2.リアリズムの見方
リアリズムとは、現実主義とも云われる、「主権国家が国際関係における最も基本的なアクターである」「主権国家は国益を追求し、この国益の中で最も核心的なものは『国家の生存の確保』である」「主権国家は、国益を実現するための手段として国力を行使する。そして、この国力の強化そのものが、また『国益』となる。国力の中で最も重要なものは軍事力であるが、経済力、技術力もまた、強力な軍事力を支えるものと...