2016年度の明星大学通信教育部「特別支援コース」「重複障害・LD等の心理・生理・病理1単位目」のレポートです。無事に合格をいただきました。2017年度も同一課題と確認しました。今後レポートを書かれる方の参考になれば幸いです。
〈レポート課題〉
1.障害児の障害の種類とその相互関係について述べなさい。
2.障害児の障害の原因・病理、障害の診断・理解と状態把握について述べなさい。
⚫️重複障害、LD等の心理、生理、病理1単位目
≪レポート課題≫
1.障害児の障害の種類とその相互関連について述べなさい。
2.障害児の障害の原因・病理、障害の診断・理解と状態把握について述べなさい。
≪本文≫
1.障害児の障害の種類とその相互関連について述べる。
特別支援児生体の種類を行動システムからみていく。
行動システムとは、身体の構造が発達とともに整われ、置かれた環境との関連で機能し、行動が発生するシステムをいう。行動システムは、環境からの情報を入力する「感覚・受容機能、受容した情報を処理する「中枢・処理機能」、処理された情報を出力する「運動・表出機能」で構成されている。
それぞれの機能で起きる障害について分類すると、まず、感覚・受容機能の障害としては視覚障害と聴覚障害に限られる。
中枢・処理機能では、中枢性の視覚障害や聴覚障害、中枢性の言語障害もある。また、大脳の局所障害が疑われる学習障害、大脳の局所や全体と皮質下の関係での障害が疑われる自閉症、脳の覚醒系も含めた脳の機能障害として注意欠陥多動性障害、大脳と皮質下の自律系や情動にかかわる関係の障害と考えられる情...