2016年度~の明星大学通信教育部「特別支援コース」障害者教育総論2単位目のレポートです。2017年度も同一の課題と確認しました。(1)は良い評価をいただきました。(2)は支援方法についてもう少し詳しく書くと良いという評価でしたが、合否に問題なく合格をいただきました。今後、書かれる方の参考になれば幸いです。
<レポート課題>
(1)特別支援学校の教育課程の基本と編成、および教育課程上の特例について述べなさい。
(2)各種障害児のうち、LD(学習障害/学習症)と知的障害児それぞれの障害の概念(定義)、発達特性と指導・支援について述べなさい。
⚫️2単位目障害者教育総論
1)特別支援学校の教育課程の基本と編成、および教育課程編成上の特例について述べる。
特別支援学校学習指導要領解説では、教育課程を「学校において編成する教育課程とは、学校教育の目的や目標を達成するために、教育の内容を児童生徒の心身の発達に応じ、授業時数との関連において総合的に組織した学校の教育計画である」と定義している。独自の教育領域として「自立活動」が設けられている。
特別支援学校の教育課程の大きな特徴のひとつに、授業時間数についてあげられる。「小学校等の教育課程+自立活動」であるが、標準総授業時間数の規定は小学校等と同じだ。このため、各教科等と自立活動の授業時間数を総授業時間数の中で考える必要がある。
その他にも個別の指導計画の作成義務を始め、様々ケースを考えながらも、教科内容の選定、工夫によって同じにすることに努めなければならない。学校によって多様であり、また教師、学校の力量を問われるものだ。
次に教育課程編成上の特例についてである。
学校教育法施行規則や学習指導要領では、障害の様々なケースに対応した文面が記載されている。
テキストには学...