資料:5件
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地方分権化改革の政治分析
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はじめに
国から地方への補助金の削減、交付税の見直し、税源移譲を一体で進める税財政改革という三位一体の改革。地方分権を進め、国と地方の財政再建を図る狙いの下で、1年目の004 年度は全国の自治体に対して補助金約1兆円、交付税など約3兆円を削る一方、税源移譲は約6500 億円しか行われなかった。そのため、「負担を押しつけるだけ」などと地方から不満が続出し、2004 年5月に閣議決定された「骨太の方・第4弾」では、2006 年度までに3兆円規模の税源を移譲する方針が盛り込まれた。
小泉首相が3兆円の税源移譲の大枠を示して以降、参院選前のめくらましだという意見があった一方で、地方分権化改革の議論は加速度的に進んできた。同時に、改革を巡って、地方公共団体のコスト削減を最大の目的とする財務省と、地方公共団体が自立的な行政サービスを行うことができることを最大の目的とする総務相の間の対立が大きく報じられ、どのような政治的な決着が図られるのかが非常に注目を集めた。
今回のテーマである地方分権化改革において注目されるのは、それに関係する各アクターが、大枠での目的は同じであるにも拘わらず、全く異なる思惑の下で地方分権化改革を推進しようとした点にある。それぞれのアクターにとって譲れない主張が存在するため、目的は同じであるにも拘わらず、三方一両損でなければ改革が進められないのだ。そのため、トップダウン的な改革が求められ、抜本的な改革には首相のイニシアティブが必要となったと言える。
私は、全く異なる思惑を彼らがどう一致させていったのかという点に興味をそそられ、このレポートを書くに至った。そこで今回のレポートでは、複雑なアクターの対立の中で、アクターたちが「三位一体の改革」を生み出した構造的な背景を追うとともに、2004 年7月の参院選を挟んだ2004 年の1 年間の間に小泉首相やその他のアクターがどのように利害を一致させていったのかを描き出したいと考えている。
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政治的無関心の三形態についての分析
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政治的無関心の三形態についての分析
はじめに
私は政治に関心をもっているが、なかでも今最も興味があるのは政治的無関心である。政治的無関心とは様々なタイプに分類できるが、中でも
屈折的無関心:本当は政治に参加したいという欲求を持っているが、自分が参加しても大した影響は及ぼせないと考えて政治に距離を置いている状態。
伝統型無関心:政治的な情報・知識を持っておらず、政治は自分と無縁なものと考えるタイプ。
現代型無関心:政治を他人事のようにとらえ、政治に関連したいという気持ちをなくしているタイプ。非行動的で傍観者的な態度。
などがあげられる。国民はどのような政治的無関心に陥っているのか。本調査で分析する。また、上記のように類型はいろいろあるが、本調査ではそこまで調べられないため割愛する。
そして、政治的無関心に陥っている人はどのような環境の人が多く、どのような行動を起こす傾向があるのか。本調査で分析していきたい。
なお、金沢調査のデータは2007年7月29日の参議院議員選挙の約1ヶ月後の8月27日から1週間後の9月3日までの間に本選挙の意識調査を金沢市の有権者を対象に実施した。
金沢調査の概要
母集団
金沢市選挙人名簿
金沢市の有権者36万人から無作為に抽出した1500人を対象
回収方法
「郵送」
回収率
サンプル数:1500人
回収票数:771人
有効回収率:51.4%
1.本調査で求める事柄
(1)なぜ政治的無関心は起こるのか。
(2)政治的無関心に陥っている人はそれぞれに際立った際は見られるか。またそこから映し出される日本の政治的無関心の問題点は何か。
2.分析
(1)‐1 概要
まず政治的無関心の概要を知るためにQ8の棄権理由を使用する。
[表1] 棄権した人の棄権理由
棄権した人
パーセント
用事
35
11.9%
病気
21
7.1%
面倒
15
5.1%
無関心
28
9.5%
情報不足
25
8.5%
選挙のしくみ不明
5
1.7%
投票しても結果同じ
23
7.8%
無風
10
3.4%
無期待
53
18.0%
変わらない
62
21.1%
その他
17
5.8%
294
100%
政治的無関心である屈折的無関心、伝統的無関心、現代型無関心は上の表でおのおの
①屈折的無関心:「投票しても結果同じ」「無風」「無期待」「変わらない」の4つ
回答数148(多重回答可) 全体の回答% 50.3%
②伝統的無関心:「情報不足」「選挙のしくみ不明」の2つ
回答数30(多重回答可) 全体の回答% 10.2%
③現代型無関心:「面倒」「無関心」の2つ
回答数43(多重回答可) 全体の回答% 14.6%
に分けられる。これからの分析・考察はQ8の棄権理由でどこに回答したかで政治的無関心の3つの形態に分けたものを使う。なお、用事、病気、その他は政治的無関心に関連がないため省くとする。
(1)-2こるのか
まず、屈折的無関心は何によるものなのか。説明変数に屈折的無関心、被説明変数にQ18年齢を掛け合わせてみる。そしてカイ2乗検定・クラマーのV係数を用いる。
[表2]屈折的無関心と年齢のクロス集計表
年齢
20-29歳
30-39歳
40-49歳
50-59歳
60-69歳
70-79歳
80歳以上
NA
合計
屈折的
無関心
度数
11
20
20
24
7
6
3
1
92
%
20.0%
22.0%
19.8%
13.4%
4.4%
4.6%
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国際政治学 重要な要素 国際政治はどのようにして歴史分析のための重要な要素の1つとなったか
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国際政治はどのようにして歴史分析のための重要な要素の1つとなったのか。
それは、国際政治は歴史そのものであるからだと私は考える。
国際政治とは政府間の政治にかかわるさまざまな相互作用の総体ということになる。また、国家を基盤とした人間の集合体の間の政治的相互作用であり、その相互作用のネットワークは単に政府間にのみ限定されるものではない。国際政治の行為主体は政府だけではなく、さまざまな非政府組織も関与している。そこには政府間で構成されている国際機構や国際組織なども重要な行為主体となってくる。
このように領域が拡大している中で、そうした1960年代末から顕著になった「経済の政治化」という状況がある。経済規模が国家の枠組みを超えたかたちで拡大した結果、貿易などを通して他国に諸々の影響をもたらし、貿易の推移に応じて失業やインフレなど社会的問題をも引き起こすことになった。
このように、政治は経済と密接に関係しており、それはまた人を動かし、歴史を動かしてきた。ゆえに、国際政治は歴史そのものであると私は考えている。
次に国際政治の歴史をみてみると、三十年戦争を終結させた1648年のウェスト
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