2015年度、教科教育法地理歴史の第1設題でA判定を得たものです。ぜひ参考にしてください。
第1設題
学習指導要領における地理Bの内容(2)「現代世界の系統地理的考察」のエ「生活文化、民族・宗教」の授業のあり方を、あなたの経験・テキストp.12にある3つの社会科観・p.50にある「北方領土は誰のもの?」の授業と関連させて考察しなさい。
1.はじめに
学習指導要領における「生活文化・民族・宗教」の具体的な授業での取り扱い方を確認しておきたい。「世界の生活文化,民族・宗教に関する諸事象を取り上げ,それらの分布や民族と国家の関係 などについて考察させるとともに,現代世界の民族,領土問題を大観させる。」(学習指導要領p.107)そして、「領土問題の現状や動向を扱う際に日本の領土問題にも触れること。」(学習指導要領p.108)と記載がある。具体的に領土問題を扱う際の留意すべき点として、「現代世界にみられる民族や領土をめぐる問題についてそうした問題を詳細にとらえるのではなく、世界的視野といった空間的な広がりに留意して概観させることを意味している。」(学習指導要領p.108)と記載がある。このことをベースに置き、設題について考察した。
2.「北方領土は誰のもの?」授業分析
まず、...