有機化学の実験レポートです。成績評価はSです。
実験目的
トルエンからp-メチルアセトフェノンを合成し、Friedel-Craftsアシル化反応について学ぶ。また、塩化アルミニウムを用いることで、溶解性の物質の取り扱いに慣れる。
実験原理
-GLC分析-
ガスクロマトグラフィ―分析法において、液体固定相を用いる場合をGLCという。GLCでは固体相は高沸点液体で、収着機構は主として分配である。また、試料は揮発性で操作温度において、熱的に安定でなければならない。ガスクロマトグラフィ―分析法において移動相として用いるのは窒素等の不活性ガスであり、これは不活性ガスを用いることにより、反応が生じないようにするためである。不活性ガスの選択はカラムの授類および、用いる分析装置によって変える。分析装置の内部は、試料注入部、カラム検出器からなる。検出器には様々な種類があるが、一般的に用いる検出器には熱伝導度検出器、フレームイオン化検出器、電子捕獲検出器がある。
-Friedel-Crafts反応1、2)-
Friedel-Crafts反応には2種類の反応が存在し、芳香族にアルキル基を付加させるものアルキル化、アシル基を付加させるものをアシル化...