玉川大学 通信教育部「理科指導法」第2分冊 評価A

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    資料紹介

    <課題>理科学習では、子どもの観察や実験が大切な学習になる。その学習では、安全への配慮や子どもへの必要な指導をしっかりとしておく必要がある。そのために、ここでは理科の観察実験の学習活動で起こりがちな事例を5つ挙げ、事前の指導や配慮、事故への対応などを具体的に説明すること。

    ※29年度課題

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    科目コード08805「理科指導法」第2分冊

    理科学習に起こる事故について、頻度の高いと思われる順に5つ挙げ、それぞれについて事前の指導や配慮、事故への対応方法などについて考察する。

     第一に、ガラス器具の破損による切り傷などのけがである。例えば、第3学年の「A(3)光の性質」での鏡を使った光の屈折の実験や、第5学年の「A(1)物の溶け方」でのビーカーを使った食塩の溶け方の実験を始め、試験管やガラス棒などのガラス製の器具は、ひび割れやきずなどが発生しやすく、急激な温度変化による割れなども起こりやすい。加えて、どの学年のどの観察・実験においても頻繁に使用されるため、ガラス器具による事故の発生件数は必然的に多くなる。予防策としては、使用前に割れている部分やかけている部分がないかどうか点検することや、発見した場合は教師がすみやかに処理すること、器具を丁寧に扱うこと、急激な温度変化を与えないようにすること(例として、熱された試験管を水に入れたり、冷えたガラス製容器に熱湯を注いだりしてはいけない)などを指導することが重要である。事故後の対応としては、軽い切り傷であればきれいな水で傷口を洗い、状...

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