M6108 日本漢文入門 第2設題 レポート A判定

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    資料紹介

    「日本漢文入門」の第2設題です。レポートはA判定、試験は92点で合格しました。参考になれば、うれしいです。

    資料の原本内容 ( この資料を購入すると、テキストデータがみえます。 )

     万葉集における「七賢」について概説せよ。
    ○竹林の七賢について
    七賢とは、三世紀の中国の時代末期に、酒を飲んだり、清談を行ったり、交遊した七人の称「竹林の七賢」のことである。
    林田の『人間三国志』(1990)によると、三国時代が終わろうとしていた戯王朝の末年は、厳しい政治的季節だった。その頃、魏室曹氏から政権の簒奪をねらう実力者の司馬氏が、目的のためには手段を選ばず、大儀名分を掲げて、魏室の勢力をそぎ落す血の誅殺を繰り返していた。この厳しい政治的季節の中を、真剣に生きた七人の賢者がいた。嵆康・阮籍・劉伶・阮咸・山濤・王戎・向秀である。これを世に、竹林の七賢と呼ぶ。いずれも老荘の思想を好み、その哲学を論じて倦むことのない清談家だったことが述べられている。
    当時の時代の背景と竹林の七賢の思想を説明するにあたり、目加田の『世説新語』(2003)より、竹林の七賢の一人である阮籍の故事を二つ紹介する。
    ○阮籍について
    阮籍は母を葬るに当たり、一匹の肥えた豚を蒸して、酒を二斗飲んだ。その後、母との別れに臨むと、「おしまいだ。」と言って号泣し、血を吐き、しばらくの間、気が抜けたようにぐったりとした...

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