社会福祉士通信養成講座のレポートです。2000字以上書いてます。加筆・修正してください。
ILO(国際労働機関)の第89回総会の事務局長報告ではILOの21世紀の中心的な目標として「ディーセント・ワークの欠損の解消のための世界的な課題」を挙げた。ディーセント・ワークとは、権利が保障され、十分な収入を得、適切な社会的保護のある生産的な仕事に従事することを意味する。
日本において、ディーセント・ワークの欠損は社会福祉士が相談援助の対象とする利用者に対しては特に著しい。
そのため、あらゆる法律により就労支援制度を設けている。ここでは、生活保護法または生活困窮者自立支援法、障害者総合支援法、障害者雇用促進法での就労支援制度をでは2005年から自立支援プログラムが導入され、要保護者に対する自立の助長を具体化する取り組みがなされてきた。社会的つながりを回復・維持するための社会生活自立支援、自分で健康や生活管理を行えるようにする日常生活自立支援、そして就労自立支援である。被保護者の年齢別・世帯構成別などの現状と自立阻害要因を把握し、類型化した上で組織的に支援を行うため、福祉事務所が自立支援プログラムを作成する。就労支援プログラムは福祉事務所の実践経験や活用できる社会資源などの条件...