経済史総論(分冊2)

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    日本大学通信教育部での平成27年&28年度のリポート提出課題「経済史総論(分冊2)」です。 丸写しはせずに参考程度にご利用ください。

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    日本大学通信教育部 経済史総論(科目コード:R20200 )分冊2

    [課題] 資本主義成立期における工業形態について述べなさい。

    (レポート本文) 文字数:1840 文字

    資本主義成立期における工業形態について述べていくにあたって、産業革命前の主な工業製品の生産方法であった、マニファクチュア(工業制手工場)や、問屋制家内工業を始まりとし、そこから産業革命後の機械制大工業へと成長していく過程をみていく。
    まず、マニファクチュアとは、道具を使う手工業を技術的基礎とし、賃労働者の分業にもとづく協業によって組織された工業経営形態である。
    ただし、道具を用いた生産や、特別な技術が必要となる生産では、多くの熟練労働者が必要になるのだが、熟練労働者の数には限度があることや、人材育成に多くの時間を必要とするため、労働力の壁にぶつかりやすいという欠点がある。
    次に、問屋制家内工業とは、それぞれの仕事場と道具を有する生産者に対して、商人が原材料や半製品、場合によっては道具をも前貸しして加工させ、その加工品を買い取り、それを市場で販売するといった工業経営形態である。
    マニファクチュアと問...

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