【慶應通信】文学部レポート 西洋史特殊Ⅲ

閲覧数5,524
ダウンロード数12
履歴確認

    • ページ数 : 10ページ
    • 会員880円 | 非会員1,056円

    資料紹介

    西洋史特殊Ⅲ、2単位
    レポートテーマ: 百年戦争の原因をそれまでの英仏関係との関連で論じなさい。
    注意:このレポートを自分のものとして提出することを禁じます。ご自身のレポート作成の参考としてください。

    資料の原本内容 ( この資料を購入すると、テキストデータがみえます。 )


    14世紀中期から15世紀中期まで、約百年にわたって断続的に続いた百年戦争は、1337年にヴァロワ朝のフランス王フィリップ6世がイングランド領であるギエンヌの没収を宣言し、それに対してプランタジネット家のイングランド国王エドワード3世が、母イザベルがフランス王シャルル4世の姉にあたることを根拠に、フランス王位の継承権を主張してフィリップ6世に王位を請求したこと、つまりシャルル4世の後継問題が主要な要因ではあるが、むしろイングランド王が大陸に領有する封地ギュイエンヌをめぐる英仏両王の主従関係を大きな要因ととらえる見方もある。
    本レポートでは、百年戦争に至る英仏両王家の関係、とくに戦争の根本的な原因だと思われる、封土の保有にともなう封建関係を中心に論じる。

    アンジュー帝国とカペー家
    百年戦争をみるうえで、イングランド国王はフランス国内に領地をもち、その面ではフランス国王に臣従しなければならない立場であったことに留意する必要がある。そのはじまりは、11世紀中期のノルマン・コンケストに遡ることができるが、本レポートではアンジュー帝国成立以降について論じることとする。
    1154年、イングラン...

    コメント0件

    コメント追加

    コメントを書込むには会員登録するか、すでに会員の方はログインしてください。