2016年にA判定をいただいたレポートです。
(1)児童文化財の中から1つ取り上げ、保育活動における意義と生かし方、与え方について考察せよ。
(2)同種のストーリーの異なる作家・画家による絵本を選び、両者の文章・絵その他を対比的に考察し、それぞれが与える幼児への影響を推測せよ。
児童文化財の中から1つ取り上げ、保育活動における意義と生かし方、与え方について考察せよ。
本を読むお母さんが心を落ち着かせたり、ドキドキしたり、感動したりし想像の翼を広げている時、お腹の中にいる赤ちゃんも想像の翼を広げ、同じように探検しているのではないかと私は信じている。そう考えると、児童文化財はいろいろあるが、人間の一生に欠かせない物、感受性、人間性を豊かにし何歳になっても夢中にさせる物、それは絵本ではないかと思う。子ども達は絵本に出会うことにより、未知なる世界をどんどん開拓し、多くの事を吸収し、自分でしか作れない世界を築き上げていくものである。特に様々な物事に興味を持ち、警戒心の傍ら、好奇心のかたまりのような幼児期に絵本との豊かな出会いをすることにより、子どもの人生を豊かにする。このように子どもの発達、成長にも欠かすことの出来ない絵本、保育活動における意義や生かし方、与え方についてもふれてみたいと思う。
児童文化のスクーリングや本を通し、その通りだと実感し、反省したことがある。これは児童文化の課題となっていることだが、大人が選び、子どもに与える文化は、個人の好き嫌いや思いだけで選...