2024年度 明星大学・通信教育課程・PG2020 物理学概論2(2単位目)の最新の合格レポートです。成績優をいただきました。【解答は、理系卒業者による自身で作成した正答です】
明星大学 通信教育部 PG2020 物理学概論2
2単位目【課題】
1.直流モーターの概念図を書き、磁石の磁極間のコイルに流れる電荷の向きと回転との関係についてフレミングの左手の法則を挙げ説明する中でモーターとして成り立つことを示せ。
2.核融合反応と核分裂反応の違いについて図を用いて説明せよ。また、それぞれの反応によって生成する中間生成物についても言及すること。
【解答】
1.モーターとは、電磁誘導を利用し、磁石がつくる磁界とそこに流れる電池の直流電流から、回転力を生み出す装置である。電磁誘導とは、磁界の向きが変化する環境下にある導体に電流が流れる現象である。電流、磁界、力は互いに垂直方向に発生する。そこで、左手の中指が電流、人差し指が磁界、親指が力の向きを表すフレミングの左手の法則(図1)を用いて、モーターの作動を説明する。(図2)
磁石のN極とS極の間を回転するように取り付けられたコイルに電流を流すと、電磁誘導によってコイルは右回りに回転を始める。
磁界の向きは一定のまま、コイルが 180°回転すると、磁界に対する電流の向きは右回りになるので、回転運動の向きは左周りに...