財政学(G06A)第2課題

閲覧数1,287
ダウンロード数0
履歴確認

    • ページ数 : 2ページ
    • 会員550円 | 非会員660円

    資料紹介

    タグ

    資料の原本内容 ( この資料を購入すると、テキストデータがみえます。 )

    日本の国債発行と財政赤字の現状について論じなさい。

     日本の政府は、今日、財政資金の半分を国債で調達している。財政膨張によって税収不足となり、不足する財政資金を国債で無制限に調達する構図となっている。しかも、発行される国債の圧倒的部分は赤字国債である。財政法第4条は赤字国債の発行を禁止し、「国の歳出は、公債又は借入金以外の歳入を以て、その財源としなければならない」と定めている。
 昭和22年財政法により長期債や借入金が制限されており、1964年度までは均衡財政が実現されていた。しかし、1965年度の補正予算で経済不況による歳入不足を補うため、特例法を根拠とした歳入補填公債(赤字国債)が発行された。ただし、これは1965年度限りの現象であったが、1966年度予算において財政法第4条に基づく建設国債の発行が開始され、それ以降国債に依存する財政運営が続くこととなった。
     さらに、オイルショック後の長期不況に直面した1975年度には、補正後予算から10年振りに赤字国債が発行されるようになった。これにより、公債依存度が急激に上昇し、大量国債発行の時代へと変わっていく。赤字国債の増発が続いたが、...

    コメント0件

    コメント追加

    コメントを書込むには会員登録するか、すでに会員の方はログインしてください。