明星大学通信教育課程、初等理科教育法の1単位目レポートです。
課題にもあるように、テキストの要点をまとめ、それについて自分なりの意見を述べ、展開しました。
レポート作成や科目終了試験、実習前の復習などにお役立て頂けたら幸いです。
1.「これまでの理科教育の問題点(欠陥)」について、テキストから学んだことをまとめ、それについての私見を述べよ。
2.「これからの理科教育はどうあるべきか」について、テキストから学んだことをまとめ、それについての私見を述べよ。
使用テキスト:「未来の科学教育」、著:板倉聖宣(仮説社)
〇初等理科教育法 1単位目
1.「これまでの理科教育の問題点(欠陥)」について、テキストから学んだことをまとめ、それについての私見を述べよ。
「これまでの理科教育の問題点(欠陥)」について、テキストから学んだことを大きく分けて2点挙げる。
1点目は、子どもがすすんで予想したり、意欲的に取り組めるように配慮されていないことである。テキストの記述のように、教科書には実験結果や実験の方法などが事細かに書かれており、通信教育で予習して知っているという子どもも多い。このように、授業前に実験結果を知ってしまっているために、授業の新鮮さに欠け、子どもの学習意欲の低下を引き起こしている。また、現代の受験至上主義の加速により、知識の詰め込みが強要され、理科の、ひいては学ぶことの楽しさが奪われているように感じられる。現在の教育では、世界との競争に対抗するべく様々な施策を打ち出され、成果を性急に求め過ぎているように感じてならない。
2点目は、「これはこういうものなのだ」というある種の押しつけの知識や真理・法則を機械的に教授していることである。このことは、「実験は予め知っている真理・法則を確認するもの...