ジェネラリスト・ソーシャルワークは、地域を基盤としたソーシャルワークや総合的かつ包括的な相談援助等、現代のソーシャルワークの理論的基盤となっている。そして、かつてソーシャルワークの主要な3方法であった、ケースワーク、グループワーク、コミュニティ・オーガニゼーションが完全に融合しているところに大きな特質がある。これは個人とその取り巻く環境といった複数のシステム間との交互作用を促進させる実践的な見方である。そして、クライエント本人を強調する点にも大きな特徴がある。ソーシャルワークの過程において、誰が主体か、クライエント自身が自分の力で問題を解決するための援助の在り方が強調される。この特質には①点と...