日大通信 平成29~30年度 マーケティング 分冊1合格レポートです。丸写しはせず参考程度に利用下さい。
ソーシャルマーケティングについて論じる。
ソーシャルマーケティングとは1969年にコトラーとレビーが、米国のマーケティング専門誌である、ジャーナル・オブ・マーケティングに「マーケティング概念の拡張(Broadening the Concept of Marketing)」という画期的な論文を寄稿したことから、大きな波紋を呼んだ。
コトラーらは、マーケティング技術を応用できる領域がビジネス以外の社会でも広がっていると考え、ビジネスという偏狭な領域にだけ限定すべきではないと考えた。
例えば、病院、学校、協会、政治といった非営利組織にもマーケティングが必要とされている。これらのような機関は決して経済的な財やサービスを提供するわけではないが、
患者、生徒、信者、有権者にそれぞれ何らかの有用性(価値物)を提供しており、商品と同様に対価や流通、そしてプロモーションまでもがソーシャル・マーケターには必要とされる。また、マーケティングの客体であるアイディア(禁煙、鳥獣保護、婦人の権利を訴えるキャンペーンなど)や、場所(例えば不動産、観光地、国など)をもその対象としている。そうであるならば...