新しいテキストのレポートです。理科概論のレポートは難しいですが、A判定をいただきました。
他の参考文献もいろいろ読んで、分かりやすくまとめました。
(1)「逆向き設計」論、「知の構造」と評価の方法の対応、また、問題解決の過程、素朴概念について整理し説明しなさい。
(2)小学校学習指導要領(2008)理科第6学年の内容B「(4)土地のつくりと変化」について、「本質的な問い」の特徴をふまえ、単元に適したパフォーマンス課題を作成しなさい。併せて模範解答例、ルーブリックも作成しなさい。
「逆向き設計」論とは、何を児童に身に付けさせたいかという教育の成果から逆向きに授業を設計したり、指導が行われた後の評価方法を先に構想するものである。評価方法は、知識やスキルを応用、総合しつつ使いこなすパフォーマンス課題を組み合わせることが主張されている。児童は、「~できる」という目標からカリキュラムが設計されるため、「逆向き設計論」で作られた授業を受けた児童たちは、「~できる」という実感を持つことができる。そのことが児童たちの学習意欲の向上や主体的な態度の育成に結び付くことになる。
アメリカにおいて評価論を研究しているウィギンズとマクタイが、「知の構造」を提案している。私たちの知の一番表層には、「事実的知識」と「個別的スキル」がある。化学的領域で言えば...