平成29・30年度 日大通信 経済原論 分冊2 合格レポート

閲覧数2,684
ダウンロード数30
履歴確認

    • ページ数 : 11ページ
    • 会員990円 | 非会員1,188円

    資料紹介

    平成29・30年度報告課題のA評価レポートになります。
    参考文献:日本大学通信教育部指定テキスト L20200/R20100 経済学原論/経済原論 中山靖夫 著 2017年4月 初版22刷

    資料の原本内容 ( この資料を購入すると、テキストデータがみえます。 )

     IS―LM分析を用いた財政政策に関する考察
     1.はじめに
     政府支出の増加が実需要の創出や貨幣需要の増大に対し、乗数効果を発揮して有効であるかを分析する基礎的な手法として、IS―LM分析が用いられることが多い。なぜなら財市場の均衡条件を示すIS曲線と、貨幣市場の均衡条件を示すLM曲線を連立方程式として解くことで国民所得と利子を同時に決定できるとされ、マクロ経済を考えるにあたり長く利用されてきたからである。
     本リポートでは、IS曲線およびLM曲線が示す内容を整理し、財市場と貨幣市場の同時均衡の成り立ちについて考察する。また国民所得向上に対して財政政策が有効性を発揮する場合としない場合についても整理する。
     2.IS曲線とは
     財市場の均衡条件が成立する国民所得Yと利子率iをチャート化したのがIS曲線と呼ばれるものである。縦軸を利子率i、横軸を国民所得Yに描いたときに右下がりとなる線を描き、利子率が低いほど投資量が大きく、すなわち決定される国民所得水準が大きくなることを示している。また線の傾き具合は投資の利子弾力性を表している。(図1)
     当然ながらIS曲線から外れた座標は国民所得と...

    コメント0件

    コメント追加

    コメントを書込むには会員登録するか、すでに会員の方はログインしてください。