「乳幼児における健康増進について具体的な指導方法を述べなさい。」についてのレポートです。文末には返却時の講評も記載しています。
第1課題第1設題
我々の生活を快適に過ごすために、身体の運動動作は必要不可欠なものである。そして「動作」というものは、乳児期から毎日の生活の中で学習し、身に付けていくものである。
まず乳児期であるが、赤ん坊は寝返りやハイハイ、つかまり歩きという動作を経て、一人で歩くという全身運動を獲得する。やがて、幼児期になると上肢下肢、上体の一連の動きを伴う動作を急激に増やしていく。2歳に達する頃までに、大概の子は階段を昇る、ボールを蹴る、といったことができるようになる。2歳半ぐらいになると、その場でジャンプする、上手投げでボールを投げる、ということができるようになり、3歳頃までには1秒片足で立つ、幅跳びをする、三輪車をこぐことができる。4歳頃までには片足跳びが、4歳半頃では5秒片足で立つ、5歳半頃になると綱渡りのような一直線歩きや、10秒片足で立つことができ、6歳頃までには跳ね返ったボールを掴む、綱渡り歩きで後ずさりすることが可能となる。こういった運動発達の大きな部分は、幼児自身の毎日の行動を通して培われていくものであり、意図的に与えた運動教育やスポーツプログラムによってなされる効果は少ない、と...