佛教大学 M6511 言語学概論 レポート第1設題

閲覧数3,054
ダウンロード数13
履歴確認

    • ページ数 : 8ページ
    • 会員550円 | 非会員660円

    資料紹介

    佛教大学M6511「言語学概論」の第1設題レポートです。 合格済み。レポートを書かれる際の助けになりますように。

    資料の原本内容 ( この資料を購入すると、テキストデータがみえます。 )

    脈絡によって異なる言葉の意味
     私たちが普段話している言葉はいつも同じ言葉の意味とは限りらない、“脈絡“またはコンテクストによって、意味が変わるのだ。このような発話の意味を探る研究を「プラグマティクス」という。人が話した言葉をそのまま文字通りに受け取るのではなく、話している人が、本当に伝えたい言葉の意味は何かということを、話し手と聞き手の関わり、また、社会的、文化的要素までを考える研究である。例をあげながら説明していく。
    “二人“とは誰のこと?
    “二人”は「人が二人いる。」という意味で使われる。しかし、つぎの“二人“の意味は人が二人いるという意味だけではない。
     二人の若い紳士が、すっかりイギリスの兵隊のかたちをして、ぴかぴかする鉄砲をかついで、白熊のような犬をつれて、だいぶ山奥の、木の葉のかさかさしたとこを、こんなこと言いながらあるいておりました。…「はいろうじゃないか。ぼくはもう何か食べたくて、倒れそうなんだ。」二人は玄関に立ちました。玄関は白い瀬戸の煉瓦で組んで、実にりっぱなもんです。
    (宮沢賢治『注文の多い料理店』)
     ここでの“二人”は「二人の紳士」を意味している。冒頭に“二...

    コメント0件

    コメント追加

    コメントを書込むには会員登録するか、すでに会員の方はログインしてください。