佛教大学通信教育課程、英米文学科、英文学研究のレポートです。第一設題、第二設題のセットとなっています。判定は両方ともBでしたが、よければ参考にご利用ください。文末にリポート作成のアドバイスを付属させています。なお本科目は、2017年からテキストが変わり、このレポートでも使用しているテキストになったようです。
1から3までの章から1章を選んで、その内容を2,500字前後の日本語でまとめてください。選んだ章からひとつの段落を選び、日本語に訳して、最後に付け加えてください。(選んだ段落のページを訳の最後に「50ページ、第3段落」のように示すこと。「まとめ」の字数も示すこと。)
●設題の選択
設題として、「2 The Victorians 1837-1901」を選んだ。
●まとめ
英国の黄金時代でもあるヴィクトリア朝の時代は、社会革命の時代であり、産業革命の時代であった。この時代、工場経営者や商人であるところの中産階級が生まれ、彼らが読者層として支えた、小説の時代が到来した。
この小説の時代における寵児が、チャールズ・ディケンズである。彼は『オリバー・ツイスト』『ニコラス・ニックルビー』を始めとした多くの小説を発表したが、その内容は、当時の物質社会や貧富の格差を批判するものでもあった。
ディケンズはこの時代の寵児だが、だからと言って他にも小説家がいなかった訳ではない。他にも数多くの小説家がいた。『虚栄の市』などを書いたサッカレーもまた、この時代の高名な小説家である。
既にゴシック小...