佛教大学通信教育課程、英語科教職免許課程における、P6301英文学史の試験対策です。過去の出題傾向から、最低限の勉強で合格できるように作成しました。3題をそれぞれA4、1Pにまとめてあります。あわせて3Pぶん、これらをしっかり理解し、また単語を覚えればパスできるでしょう。
出題傾向
平成28年から29年4月までの間に受験した科目最終試験、その中で蒐集した問題冊子から作った出題傾向。基本的に二題の内どちらかを選択して回答する形で、その傾向から、六題の内三題を完璧にしておけば大丈夫と分かる。答案では作家名と作品名は英語表記、また、作品名には下線を引く必要がある事に注意。
15世紀末から16世紀末(ルネサンス)の散文と詩
15世紀中盤に百年戦争が終わる。その結果として、イングランドは大陸の領土を全て失い、ブリテン諸島のみを領土とする島国となった。古代日本が戦争に敗れ、任那を失い日本列島のみを領土とする国となったのと同じ図式である。その後には薔薇戦争が三十年にも渡って続く。この際田園は保護されたものの、大貴族の多くは没落する。
最終的に、ヘンリー7世が即位した事によりテューダー朝が成立。貴族の力が弱まった事により集権的な政治が可能となり、商業活動が発展、英国の国力は増強されていく。更に、この時期には印刷業が確立する。この時期既に、英語が知識伝達の手段として確立されつつあり、識字率も高まってきていた事が、文学の進展にも大きな影響を与えた。こういった背景を元に...