明星大学通信教育部 社会科
政治学概論1 1単位目合格レポート 2014年度~
【課題】
1、戦後日本における政策対立軸について説明せよ。
2、「自由主義」について説明せよ。
3、国家に対する代表的な見方について説明せよ。
【 講評 】
1、適切な説明がなされていました。
2、特に問題なく書かれていました。
3、3つの見方を取り上げており良かったです。
【 ポイント 】
1回目の提出で合格しました。講評は以上の通りです。
基本的には教科書の内容をよく読み、抜け漏れなくまとめることができれば合格します。
しかし設問が3つあり、一つひとつの課題が重いためそれなりの時間と根気を要します。
以上、ご参考にしていただければと思います。
政治学概論 1_単位 1
<課題1>戦後日本における政策対立軸について説明せよ。
政策対立における政治的立場を明らかにする代表的な尺度には「保守的―進歩的」で一
次元的に色分けする考え方があり、これに基づいて戦後日本の政策対立軸について説明す
る。まず 1950 年代初頭から 1980 代までの冷戦期における保守―進歩の重要な政策争点は
「憲法改正」「防衛」「天皇制」「労働者のストライキ」であり、中でも自衛隊と日米安全保
障条約への態度が両者のあり方を最も強く規定してきた。防衛・外交政策に基礎をおく保
守―進歩の対立軸が戦後日本の主要な政策対立軸であり、この対立軸に各政党が位置付け
られ、人々は自身の立場に近い政党を支持してきた。一方、この間の経済政策では社会保
障や減税を巡る意見対立はあったものの保守―進歩の対立軸には重ならず、経済政策は主
要な争点にはならなかった。その他にも高度経済成長による公害・環境問題や既成政党批
判などの争点も存在したが、防衛・外交政策に代わることはなかった。
しかしこの状況は冷戦の終結で一変する。保守・進歩派それぞれの中で防...