明星大学通信教育部 社会科
日本史概説 2単位目合格レポート 2016年度~
【課題】
ひとつの時代を取り上げ、時代から時代の変化、または時代内での変動について、その画期と変化の特徴(どのような変化が起こったのか、何が原因か、など)について説明しなさい。
【 講評 】
敗戦をはさんだ変化について記述しています。
【 ポイント 】
1回目の提出で合格しました。講評は以上の通りです。
様々な情報を得て総合すると、とにかく合格するのが難しいレポートということです。
なのでそれなりの覚悟をして、参考文献やネットで資料を入念に探して挑みました。
他のレポートの3倍はエネルギーを注いだと思います。
特に意識した点は、
・自分が好きだったり予備知識等をたくさん持っている分野を選ぶ。
・教科書に記述がないものを書く。
・特定の出来事に焦点を当て、変化前と変化後の違いを数点の要点にまとめる。
教科書の記述の引用が多いと「丸写しだ」という難癖をつけられるそうなので、
むしろ教科書は全く見ずにレポートをまとめたほうが良いかと思われます。
以上、ご参考にしていただければと思います。
日本史概論_単位 2
< 1、課題 >
ひとつの時代を取り上げ、時代から時代の変化、または時代内での変動について、その画
期と変化の特徴(どのような変化が起こったのか、何が原因か、など)について説明しな
さい。
< 2、本文 >
昭和時代内における変動について取り上げる。昭和時代は太平洋戦争における敗戦を画
期に国の在り方が根本的に変化した時代である。その変化は様々な分野におよび到底説明
しきれるものではないが、本問においては①主権のあり方、②基本的人権のあり方、③戦
争のあり方の 3 つの観点から説明する。
まず①について、戦前の日本において国民主権は認められていなかった。日本は 1889 年
に制定された大日本帝国憲法でアジア初の立憲君主国家となったが、立法権、行政権、司
法権などは天皇が有し、国会(帝国議会)の開設による議会政治が行われたものの、選挙
で選ばれた代表者から成る衆議院と非公選の貴族院が同格として扱われ(ただし予算先議
権は衆議院が持つ)
、当初は選挙資格が制限されるなど国民の主権はほとんど認められなか
った。後に大正時代において政党内閣の成立や「大正デモクラシー」...