日本語学概論 第1設題 A評価 「仮名づかい」について述べよ。

閲覧数2,062
ダウンロード数5
履歴確認

    • ページ数 : 5ページ
    • 会員1,100円 | 非会員1,320円

    資料紹介

    佛教大学日本語学概論第1設題「仮名づかい」について述べよ。A評価です。図書館で借りられる参考文献を使用しています。

    資料の原本内容 ( この資料を購入すると、テキストデータがみえます。 )

    「仮名づかい」について述べよ。
     国語辞典によると、「仮名づかい」とは、「言葉を仮名で書き表す際の、(その時代時代の)一定した書き方」(新明解国語辞典、第5版)と記載されている。また、世界大百科事典によると、「仮名の正しい使い方。同じ音を表す仮名が2つ以上ある場合に、どちらの仮名を用いて国語を書くのが正しいかを定める書き方で、鎌倉時代以後から意識的な問題となった。」(世界大百科事典、第2版)と記されている。このように、一般的な「仮名づかい」とは音としての言葉を「仮名」を使用することで書き表す手段である。平仮名・片仮名が生まれた当時は、一音節には一つの仮名が対応していたため、仮名づかいの問題は生じなかった。しかし、平安時代中期以降、音韻が変化し、それまで区別されていた「い・え・お」と「ゐ・ゑ・を」の音が同じになり、加えて語中・語尾の「は・ひ・ふ・へ・ほ」と「わ・ゐ・う・ゑ・を」の音も同じになってしまったため、これらの仮名を示すには2種類以上の仮名が使われることになり、両者を区別することが難しくなっていった。さらに、時代が進み鎌倉時代初期には、その混同がますますひどくなっていた。時代によっ...

    コメント0件

    コメント追加

    コメントを書込むには会員登録するか、すでに会員の方はログインしてください。