国際法

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    資料紹介

    条約とは何か(慣習法との関係を含む)、民族の法主体性について(具体的事例を含む)の2テーマをそれぞれ2000字ずつ合計4000字で論じています

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    法学国際法

    代表キーワード

    国際法法学民族の法主体性

    資料の原本内容 ( この資料を購入すると、テキストデータがみえます。 )

    1.国際法における条約とは何かを条約法条約に言及しながら明らかにし、他の法源との関係、特に慣習法との関係について説明しなさい。
     条約とは、条約法条約2条1項(a)によって「国際法によって規律される国際的な合意」とされている。条約は条約法条約によって規定されているが、条約法条約自体、一つの条約に過ぎない。基礎となっているのは1969年に定められたウィーン条約であり、伝統的には国家間の契約と考えられている。「合意」は、複数の国際法主体による意思の合致であり、合意の形式は問わない。条約法条約は書面による合意のみを対象とする。

     国家代表の交渉によって条約文作成がなされた条約は、署名によって確定的なものになるが、それに拘束される同意は一般的にはそれぞれの国家の議会の審議、承認によってなされる。これが批准と呼ばれるものであるが、その同意に批准が必要なのかを定めるのは、それぞれの国家の国内法の問題である。

     そして、通常は条約自身が定める条件に従って発効し、国際法規範となる。多数国間条約の場合には、特定の規定を排除する声明を出すことも認められている。留保または解釈宣言と呼ばれる。ただし、条約...

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