「書く」ことを中心とした小学校との連携について述べなさい。 1687文字
私が年長の頃、周りの友達が小学校に入る前に塾などに通い始めた。現代では多くみられるようになったが、当時の私は「小学生になってからでも十分間に合う」と思っていた。
どのように子ども達は文字に興味を持ち、発達していくのかとても興味深いので、調べてみた。
保育施設には、子ども一人一人のロッカーや靴箱に動物や食べ物などのシールが貼ってある。文字の読めない子どもは、自分のロッカーなどに貼られたシールを見て「これが私の印」として意識し、おもちゃを片付けたりする時も、写真やマークが貼ってある場所に直すことができるようになる。わずかなサインや記号を見逃さずに弁別できる能力が育っているのである。年齢が上がるにつれて発達し、特に好きな物に対して鋭い洞察力と記憶力を発揮する。保育者は、校外学習などで散歩に行く際、病院や郵便局のマーク、コンビニエンスストアなど迷子になった時に連絡してもらったり、手洗いもできる所であるということを教えたり、体験させておくと良い。例えば、年長児では、おままごと遊びに発展した形で、お店屋さんごっこが盛んになる。ここでも、物の名前や絵・文字、値段と数字が使用されながら遊びが展開す...