生活習慣病の予防と対策を述べよ。 1624文字
近年、小児の間で、肥満、高脂血症、高血圧、高血糖などの生活習慣病リスク保有者が年々増加傾向にあり、その現象は日本だけでなく世界的に増加していることから、生活習慣病リスク保有者の若年化してきた背景には、食事の偏り、運動不足、不規則な生活リズム、ストレスなどの心理状態、養育者の意識の変化が挙げられている。今回は、私達の身近に潜んでいる生活習慣病について述べようと思う。
生活習慣病とは
生活習慣病とは、過度の偏食・塩分や脂肪分の取り過ぎなどの不適切な食生活が、がんや高血圧症、脳卒中といった病気を引き起こすのに関与しており、日常の乱れた生活習慣の積み重ねによって引き起こされる病気で、かつては“成人病”と呼ばれていた。働き盛りに多い病気のため成人病と呼ばれていたが、子供の成人病が増えて病気の原因が日常の生活習慣の影響が大きいことが判明したため、1996年、生活習慣病と改められた。
生活習慣病,動脈硬化症とその危険因子
2015(平成26)年の人口動態統計では、悪性新生物は全死因の28.9%,心疾患は15.5%,脳血管疾患は9.0であり、これら3疾患で全死因の50%以上を占めていた。
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