<国際政治学概論/国際政治論/国際政治学-分冊2>日大通信2018/17年度

閲覧数2,372
ダウンロード数4
履歴確認

    • ページ数 : 2ページ
    • 会員770円 | 非会員924円

    資料紹介

    講評:問3に関して、欧州連合の歴史を見ると、ヨーロッパはどのように統合してきたということができるでしょうか。この点を確認すると欧州連合の特徴を捉えることができます。問4に関して、環境問題をめぐる国際協力がなぜ困難なのか、考えてみましょう。

    タグ

    資料の原本内容 ( この資料を購入すると、テキストデータがみえます。 )

    <問 3>EU(欧州連合)の統合過程とその拡大について述べなさい。
    第二次世界大戦末期、欧州の結束は早急な課題の一つであった。米英間の「大西洋憲章」からソ連を加えた「連合
    国宣言」と、戦後構想が模索されが、実際には拡張主義を優先するソ連や米による経済的・軍事的影響、ドイツ問
    題もあり、復興問題から欧州の地位回復の道程は厳しかった。欧州連合統合のきっかけは 1952 年の欧州石炭鉄鋼
    共同体(ECSC)の発足からである。
    ECSCは石炭・鉄鋼資源を超国家的な組織の下での共同管理を主たる目的とし、当該資源を原因としていたドイ
    ツ・フランスの長年の対立解消にも寄与した。1950 年のシューマン宣言の賛同諸国を原加盟国として、 ECSCに
    は西独・仏の他、イタリア、ベルギー、オランダ、ルクセンブルクの6か国が加盟してスタートし、1958 年には貿
    易自由化を目的に欧州経済共同体(EE C)、原子力の平和的運用を目的に欧州原子力共同体(EURATOM)も発足、
    これら3つの共同体を深化、発展させるべく執行機関を融合し、1967 年、欧州共同体(EC)が発足した。1973 年
    には ECにイギ...

    コメント0件

    コメント追加

    コメントを書込むには会員登録するか、すでに会員の方はログインしてください。