最新の理科教育法Ⅱと、理科概論の最新レポートのセット販売です。
教科書の内容を踏まえて、上手くまとめてあります。
理科概論
(1)「逆向き設計」論、「知の構造」と評価方法の対応、また、問題解決の過程、素朴概念について整理し、説明しなさい。
教育実践において、一般的にまず考えるのは教育目標の設定であり、次に具体的な目標(評価基準)の設定、指導・評価計画の作成、評価資料の準備および評価基準の確認、授業中・授業後の評価及び指導、総括的評価などと続く。しかし、目標が達成されたかどうかを判断するためには評価が必要であるため、評価を先に考え、目標をその後に考えるべきではないだろうか。目標から入る順序では、日本の自ら学び自ら考える力のように高次の目標として掲げられても、評価方法が不明なままという事態が起こる。このような考えはウィンギズによる「逆向き設計」論に相通じるものがある。2008年改訂の学習指導要領の究極の目的は「生きる力」、教科に関しては「自ら学び自ら考える力」の育成が挙げられており、これらを評価の対象にすることによって、育てるための教育が重視されることになる。評価そのものが指導としての評価の側面を持ち、資質・能力の育成に重要な役割を果たしており、そのために「逆向き設計」論を意識して、働きかけていく...