資料紹介

資料の原本内容 ( この資料を購入すると、テキストデータがみえます。 )

（1）
「 本テキストで述べる社会科授業の基本構造について説明し、平成 20
年版学習指導要領における社会科の教科目標との関連を考察しなさい。
また基本構造に基づく社会科授業のあり方について、幾つかの理論に触
れ つつ具 体的 な授業 事例を 挙げて 説明し なさ い。」
まず社会科授業の 基本構 造につ いて説 明し ていく 。
前提としての総合的学習の教育内容の構造と社会科授業の関係を確認
したい。なぜなら、総合的学習に配当される時間数は社会科の時間数よ
り多く、学校や地域の特性を生かして展開されるため、社会科と総合的
学習の教材としての重なりの部分が大きくあるからだ。総合的学習では、
子どもの関心に基づく内容を追いかけ、方法能力を育成しようとするも
のであり、方法知を内容の柱にするものである。それに対し、社会科は、
内容教科であり、方法は一部で、内容知が構造の主体である。ここで、
方法知は総合的学習との関係を明確にしながら育てることができるのに
対し、内容知は社会科だけで構造的に育てる必要があることが分かる。
では次に、社会科授業の基本構造であるが、...

コメント0件