佛教大学の教育心理学(Z1103)、第1設題のリポートです。
2016年9月にA判定をいただいております。
児童期、青年期において社会的認知(社会性の発達、対人関係(親・仲間))の拡がり、自己意識などがどのように変化するかをまとめよ。
まず人間の成長を段階的に理解していくために、乳児期からまとめていく。この時期は周囲の刺激を知覚し、自分以外である他者や物と触れ合う中でことばを獲得していく。こうしたものごとの認識能力や社会性の発達には親からの温かい愛情が必要不可欠で、その中でどういったコミュニケーションを行うかが子供の成長を左右する。そして親以外の他者とのコミュニケーションを安心して取れるかどうかの判断は親の顔色を伺うことで決まり、親のその人への接し方によって関わるかどうかを決める。次に幼児期である。この頃は自分なりの意図や予測に基づいて行動できるようになるが、両親や仲間との衝突が起こってしまう。こうした葛藤を経験する内に自分自身を認識し、律し、周囲への適応能力を身につけていく。たとえケンカでも社会的交渉技能を獲得する一助となる。
そして本題の児童期であるが、この頃は学校生活、対人関係が広くなっていく。授業があることや集団生活が複雑化するなど、生活で求められるレベルが高くなる。今までは親など、...