国語科と読書について論じなさい。
国語 2単位目レポート
国語科と読書について論じなさい。
国語科「C読むこと」の指導と読書について論じる。
はじめに、読書と国語学習指導の意義・役割について確認する。前者には「必要な情報を
集めたり、様々な人物に出会ったり、知的な好奇心を触発させたりして、何千年もかけて
人間が培った精神文化を享受」できるという意義・役割がある。後者には、「自ら読書する
力を育むことを最終目的とした「ねばならないもの」」という意義・役割がある。
読書と国語学習指導の関係は、自転車の乗り方を覚えるのに似ている。初めは乗り方を
覚える必要があるが、一度覚えると自分の力でどこへでも行くことができる。同じように、
読む力を会得し読書を自分で行うことができるようになれば、古今東西の知識と出会い、
様々な他者と対話できるようになるといえる。
では、国語学習指導の指針・方向性が記された学習指導要領では、読書はどのように取
り扱われているのであろうか。学習指導要領の国語科「C 読むこと」では、学年ごとに「C
読むこと」の目的と内容と言語活動例が記述されている。例えば、3・4学年に限定する
なら、上記の詳細は次...