実験 触2点閾の測定

閲覧数13,487
ダウンロード数54
履歴確認

    • ページ数 : 5ページ
    • 会員1,320円 | 非会員1,584円

    資料紹介

    S評価。身体部位による触2点閾の違いの検討、痩躯邸方による違いの検討が的確にできている、先行研究の引用や実験についての課題も良く書けている、との評価を頂いています。

    資料の原本内容 ( この資料を購入すると、テキストデータがみえます。 )

    触2点閾の測定
    極限法による身体部位間の違いについての検証
    問題
    触2点閾とは、尖った細い棒の先端を2つ同時に皮膚上に当てたとき、それらを2点として感
    じ取るために必要な最小の距離のことをいう(相葉,1982:大山、1994 )。つまり、触2点閾が小
    さい部位ほど、触覚が敏感な部分である、ということになる。触2点閾の実験は、ドイツの生理
    学者ウェーバーが 1834 年に出版した触覚についての研究において述べられているが、これは
    1875 年にヴントがドイツのライプツィヒに世界初の心理学実験室を開設することに先立つもの
    であった。
    ウェーバーの関心は、神経系の発達密度の違いによって、触2点閾の大きさに違いがあるかど
    うか、という、生理学的な関心に基づいていた。彼はこれを明らかにするために、触覚の鋭さを
    閾という概念を導入して測定する方法を考案したのである。この閾(e.g.弁別閾、刺激閾)とい
    う概念こそ心理学が科学的学問として独立するのに際して、決定的に重要な役割を果たすもので
    あった。このウェーバーによる研究は古典的な心理学測定法である精神物理学測定法のさきがけ
    となった(Gu...

    コメント0件

    コメント追加

    コメントを書込むには会員登録するか、すでに会員の方はログインしてください。