聖徳大学 発達心理学1課題1「人の発達において初期経験が及ぼす影響について論じなさい」

閲覧数4,228
ダウンロード数30
履歴確認

    • ページ数 : 4ページ
    • 会員880円 | 非会員1,056円

    資料紹介

    聖徳大学 発達心理学1 課題1 評価はBでした。講評には「テキスト以外の文献や統計データを引用しているところは非常に評価される」とありました。

    資料の原本内容 ( この資料を購入すると、テキストデータがみえます。 )

    第1課題 第1設題

    Q:「人の発達において初期経験が及ぼす影響について論じなさい」
    児童虐待が社会問題となって久しい。全国の児童相談所が2016年度に児童虐待の相談・通報を受け、対応した件数は、過去最悪を更新したことが今年8月17日、厚生労働省のまとめでわかった。全体の約半数を占めるのが「心理的虐待」で年々増加傾向にある。次いで「身体的虐待」「育児放棄」「性的虐待」の順である。また、被虐待児の年齢は、0歳児から未就学児が全体の42.6%、小学生が35.3%、中学生が14.4%、高校生・その他が7.7%と言う割合である。この結果は、虐待は人生における初期段階で行われていることを表わしている。人の初期経験による発達への影響は、様々な観点から述べられる。人は、遺伝と環境の相互作用によって成長していくため、発達初期における劣悪な環境条件、とくに温かい養育関係の欠如や喪失は、発達遅滞やその他の永続的悪影響を及ぼす可能性が高いと考えられる。

    そこで、ここでは虐待という初期経験が子どもの発達へ及ぼす影響を考察する。

    例えば「隔絶された子ジーニー」(カーチス1992。永江2004)である。彼女は...

    コメント0件

    コメント追加

    コメントを書込むには会員登録するか、すでに会員の方はログインしてください。