英語学分冊2の合格レポートです。 全体を通してよく説明できています。誤りもありませんという評価をいただいております。参考になれば幸いです。自己責任の範囲でのご使用をお願いいたします。
教材の第9章(情報構造)に関連して、以下に示す二つの課題に取り組むこと。
リポート作成の際には指定の教材や参考文献はもとより、必要に応じ他の文献も参照すること。また、通し番号を振った例文を必ず提示し出典を明らかにすること。
教材で扱われている倒置現象のうち三つを取り上げ簡潔にまとめよ。
倒置現象の一つである場所・方向の前置詞句の倒置、いわゆる「場所句倒置(Locative Inversion)」について、その特徴や課せられる条件・制約などについて論じよ。
倒置には文法上の倒置と文体上の倒置とがある。文体上の倒置は強調の倒置といわれ、<新情報>の<焦点>がどこにあるかを明示する。書き言葉で多く利用される。以下に情報構造の視点から三つの倒置現象を記す。
否定の焦点化
否定表現を文頭に置き、その部分を<新情報の焦点>とするための倒置で否定辞をSの前に出し、その後のSとV[助動詞]の語順は疑問文と同じになる。否定倒置が起きるのは、例1のような文全体の真理値が否定されている「文否定」だけであり、例2のように文より小さい構成素が否定されている「構成素否定」では倒置は起きない。
例1)Nev...