西洋文化の源流 - 第3課題

閲覧数2,706
ダウンロード数6
履歴確認

    • ページ数 : 5ページ
    • 会員1,100円 | 非会員1,320円

    資料紹介

    【評価】A(合格レポート)

    文末に参考文献を記載してあります。

    (書名、著者・編者名、出版社名、発行年月日、全て詳しく記載)

    課題名:

    アウグスティヌスの思想についてまとめ
    彼における真理の探究方法(自己認識)について
    デカルトとの違いを念頭に置いた上で論じてください

    資料の原本内容 ( この資料を購入すると、テキストデータがみえます。 )

    第3課題 第1設題
     アウレリウス・アウグスティヌスは、中世の哲学者・思想家であり、また神学者でもあった。北アフリカのヌミディアで生まれ、カルタゴで学び、マニ教に傾倒したりしたが、新プラトン主義の影響を受けてキリスト教に回心した。その後アフリカに戻り、司教として異教や異端との論争の中で、「神の国」、「告白」などを著し、ローマ=カトリック教会の理念を確立させ、中世以降のキリスト教に多大な影響を与えた。彼の残した概念や尺度は、キリスト教に多大な影響を与えると共に、現代の哲学・神学・倫理学、さらには心理学にも影響を及ぼしている。

     アウグスティヌスの思想の出発点と基礎をなしているのは、「真理の問題」である。彼は真理の問題に接近する際、直接的意識に与えられる「自己認識の確実性」という基本的な出発点を発見した(「私が欺かれるならば、私は存在するからである」)。そして、彼によるあらゆる真理の確証のための絶対的な根拠としての「自己認識」の発見は、デカルトの発見した「自己認識の確実性」に基づく近代科学の基礎と相重なる要素をもっていた(「私は考える、それ故に私は有る」)。しかし、両者の共通の基本的な洞...

    コメント0件

    コメント追加

    コメントを書込むには会員登録するか、すでに会員の方はログインしてください。