西洋文化の源流 - 第2課題

閲覧数2,644
ダウンロード数9
履歴確認

資料紹介

【評価】A(合格レポート)

文末に参考文献を記載してあります。

(書名、著者・編者名、出版社名、発行年月日、全て詳しく記載)

課題名:

アリストテレスはプラトンが固めた基盤の上に立って
可感的な現象を救うことに成功したと言われています
可感的な対象物に対する両者の態度について論じてください

資料の原本内容 ( この資料を購入すると、テキストデータがみえます。 )

第2課題 第1設題
 プラトンは、尊敬していた師ソクラテスが問い求めた問題や意思を受け継ぎ、「イデア論」を打ち出した。そして後の哲学史全体を規定する、「形而上学」の創始者となり、後の哲学史全体に多大なる影響を与えることになったと考えられている。その「イデア論」について、プラトンは、「人間が抱くことのできる概念や、判断によって理解できる内容は、人間の思考からは独立していることを前提に、純粋な思惟のみによって捉えられる不変的なものである」ということを、「イデア(それそのもの)」と呼んだ。彼は、「物(例えば、『花』や『水』など)にはその物それぞれにイデアがあり、人はそのイデア自体を目で見ることができないが、(頭の中にある)理性の目で見ることができる。そしてその物は、その物のイデアを『分有している(映し出している)』から、その物として存在しているのである」と考えた。そして、「イデアは、可感的・資料的な世界に拘束されることはなく、むしろそのような世界を担い、形成する」と唱えた。つまり、「『可感的な対象物』の存在を知覚するためには、『イデアの認識』を前提として初めて可能である」と考えた。その結果、...

コメント0件

コメント追加

コメントを書込むには会員登録するか、すでに会員の方はログインしてください。