【評価】A (合格レポート)
文末に参考文献を記載してあります。
(書名、著者・編者名、出版社名、発行年月日全て詳しく記載)
課題名:
「調査法」「観察法」「検査法」「面接法」の中から一つを選び、他の3つの研究方法と比較しながら、その長所と短所を解説しなさい。
→ 調査法を選択。
第3課題 第1設題
このレポートでは、「調査法」を選び、他の3つの研究方法と比較しながら、その長所と短所を解説する。
まずはじめに、「調査法」とは、人間の意識や行動に関するデータを、回答者の自己報告により組織的に収集する方法であり、①データ、②組織的、③自己報告、という3つの重要なポイントが考えられる。
①データとは、「人間の意識や行動を経験的に考えるための手がかり」である。人間は意見分布を「正確に認知できる」とも「できない」とも考えることができるが、どちらの考えが現実に近いかは、実際に収集したデータを元に検討しなければわからない。そうした検討なしに、「できる・できない」と主張する議論があったとすると、「机上の空論」と言われても仕方のないことである。
次に、②組織的とは、調査法では全ての調査員が同一の調査票を用いて、同じ手順で質問を行うため、おおよそのところでは、全調査対象者がすべての質問に同じ条件で回答した、と仮定することができる。また、そのことにより、割合にも一定の意味が生じる。こうした、全ての対象者ができるだけ同じ条件で回答できるよう、質問の形式や順序を統一すること...