初等家庭科教育法 1単位目
1.小学校家庭科におけるグループ学習の意義について説明しなさい。またグループ学習を行うと、より効果的だと考えられる指導例を考え具体的に述べなさい。
2.小学校家庭科の評価の観点と趣旨について簡単に説明しなさい。また生活技能を評価する際の留意点と評価法について説明しなさい。
参考文献:「小学校家庭科教育研究」 編著 池崎喜美江 学芸図書株式会社 2015年11月20日
初等家庭科教育法 1単位目
1.小学校家庭科におけるグループ学習の意義について説明しなさい。またグループ学習を行うと、より効果的だと考えられる指導例を考え具体的に述べなさい。
(1) 学習指導の形態は、大きく分けて①一斉指導・学習②分団指導・学習③個別指導・学習④T・Tの4つの形態がある。グループ学習は②の分団指導・学習である。グループ学習は、1クラスを6人前後のグループに分けて指導・学習する形態であり、家庭科の授業を行う際、よく取り入れられている形態である。
グループ学習の意義としては、グループ内で協力し合って作業を行うことができ、児童同士での意見交換を行うことで、子どもたちが助け合い、学び合うような機会となることが挙げられる。また、グループ編成を行う際に留意する点として、学習指導の目的や学習内容を考えた上で、各々の児童の能力を考慮したグループ編成、出席簿順でのグループ編成など、適切なグループ編成を行うことが重要である。
グループ学習を行うと効果的だと考える指導例として、題材「夏の野菜を使った料理をつくろう」という調理実習を挙げる。以下に具体的に説明する。
①家の手伝い等で包...