一橋大学大学院商学研究科経営学修士に合格した際の将来計画書です。
[志望動機]
私が、貴学で研究活動を希望する理由は二つある。第一に、将来的なキャリア形成に必
要な能力を身に付けるため、第二に、学部で行ってきた研究をさらに掘り下げて完成させ
るためである。
最初に第一の理由について、私は将来的にコンサルタントとして、企業の財務諸表から、
企業が見落としている課題を発見し、解決する業務を行いたいと考えている。しかし、現
時点でそのような業務を行うには、基礎的な能力と経験が不足している。特に、論理的な
思考から生み出されるアイデアを他人に伝え、説得させる経験と、理論から実践へ応用す
る能力と実践から理論へ集約する能力は、不十分であると感じている。
そこで、これらの不足している経験と能力を習得するには、貴学の環境が最適であると
考える。なぜなら、論理的思考を表現する経験は、1年次の古典講読における要旨の添削、
一般講義における頻繁なレポートの提出や少人数講義での討論によって積むことができる
からである。また、理論と実践の間の往復による応用力と集約力は、シュミレーションゲ
ームやフィールドワークなどの現場体験と平行し、コア科目において理論を学ぶことで、
養う...