明星大学 PA3090 授業研究2 1単位目の合格レポートです。2017年に提出したものです。
ぜひ参考にしてください。
※2016 2015.2014,2013年度にも対応
1単位目 第二次世界大戦後から今日までにおけるわが国の「指導要録」の改訂にみられる評価の特質(主に第1・2章)及び学者・研究者の評価観(主に第3・4章)についてまとめ・述べよ。
【参考文献】
『指導要録のあゆみと教育評価』高浦勝義(黎明書房)
第二次世界大戦後から今日までにおける我が国の「指導要録」の改訂に見られる評価の特質、学者・研究者の評価について、主に学習の記録を中心に述べる。
昭和24年、小学校の「学籍簿」の名称が「児童指導要録」に改められ、小学校、中学校及び高等学校の児童・生徒「指導要録」と統一的な名称となった。評価の特質としては,五段階相対評価であり、普通の程度を0として,それより優れた程度のものを+2、それより劣るものを-2であった。所見の欄が設けられ、個人内評価をが求められた。
昭和30年の指導要録の改訂に見られる評価の特質としては、小学校、中学校では「評価」欄と「所見」欄とに分けられ、このうち評価に関しては5,4,3,2,1で記入する5段階相対評価であった。普通の程度のものを三とし、特に優れた程度のものを五、特に劣る程度のものを一とした。高等学校では、小・中学校とは異なり、各教科、核科目の目標をほぼ到達しているものを三とする5段階絶対評価が採用された。「所見」欄には、他の児童生徒と比較するのではなく、個々の児童の特質を知る上で参考となり事項を記入することとされ、個人内評価が求められた。
昭和36年の指...