(2)まず、はじめに国語科の評価について述べたい。
授業評価は、3つに分けることができる。
1つ目は、「診断的評価」である。授業を行う前に、学習者の学習や教材に対する意識、学力の実態をとらえ、授業計画や指導案の策定に生かす評価を言う。
筆者の経験では、授業を行う前に事前に学力に関する調査を行い、授業計画を策定した経験がある。具体例を挙げれば、3年目の教員であれば、1年目、2年目に扱った教材を見直し、改善することができる。学習者が学習しにくい教材を使用していないか、前もって調べることも取り入れる必要がある。
2つ目は、「形成的評価」である。授業中における学習者の到達度やつまずきをとらえる...